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非常に正直者で、考えていることすべて顔に出てしまう...

4.5

投稿 : 2023/11/11 23:10

状態 : 読み終わった

非常に正直者で、考えていることすべて顔に出てしまうため「穴の空いたザル」という意味でアナザルと呼ばれている男子高校生「黒峰朝陽」が主人公。
彼は、ミステリアスなクラスメイト「白神葉子」に恋をしていますが、その思いを打ち明けられないままでいました。
胸に秘めたつもりでいたが、友人には筒抜けだったその思いが、告白前に白神さんにバレて告白する前に振られるという悲劇を回避するため、朝陽は早朝、思いを打ち明けるため、いつも一番に登校している白神さん一人しかいない教室の扉に手をかける。
と、そこには、大きな翼を広げてコウモリを使役している吸血鬼の姿があった。
そう、実は白神葉子は吸血鬼だった、というストーリー。

週刊少年チャンピオン連載のラブコメで、アニメ化もしました。
嘘を隠せない黒峰くんが、絶対に隠しておくしか無い白神さんの秘密を守るため奮闘するストーリーで、意外に抜けておバカな白神さんの迂闊さに振り回される展開となります。
その後、実は異星人、実は未来人、実は超能力者、実は狼男や実は悪魔、実は天使などなど、「実は私は」という秘密を持つキャラが次々と登場します。
そしてその中には、朝陽に好意を持つ少女もいて、そんな特殊過ぎるキャラクターの女の子たちに囲まれるハーレムものでもありますね。

絵のクセが強いのですが、みんな表情豊かで魅力的です。
ただ、最初期は、特に主人公の朝陽がサル顔で毛髪が薄く、ラブコメの主人公にするにはどうかという感じでした。
後半になると序盤とは別人ではというレベルでかわいらしい顔になるので、序盤だけは仕方ないと思うしか無いですね。
朱美みかんという朝陽のおさななじみが登場しますが、彼女も最初は絶対ヒロインカウントされない感じだったのに、絵柄が変わってかわいくなってからは朝陽を慕うヒロインの一人に入ります。
告白したり振られたり、振られても諦めなかったり、時にはたくさん泣いて前に進んだりするストーリーです。
なお、これだけ色々な秘密を持った人々が集まっていることにも理由があって、それが最終話の展開につながっています。
シリアスシーンもありますが基本はギャグで、朝陽の強烈なツッコミが数ページに一回くらいの割合で炸裂するドタバタコメディーですね。

やがてくる悲しい別れ、残酷な運命が示唆されながらも、最後はなんだかんだ大団円で終わりました。
絵にクセはありますが、思った以上にまとまりがよく、キャラも個性的で良作でした。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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