
篠原千絵氏の歴史恋愛アクション・ファンタジー・マンガ『天(そら)は赤い河のほとり』について、大体3巻までを少々。
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フリー百科事典・ウイキペディア
『天は赤い河のほとり』「そらはあかいかわのほとり」
(Wikipedia・リンク済み)より
『天は赤い河のほとり』(そらはあかいかわのほとり)は、篠原千絵による日本のマンガ作品。
《概要》
主人公である現代日本(1995年)の女子中学生・鈴木夕梨(すずき ゆうり)は、古代オリエントの強国ヒッタイトの皇位継承権争いから呪術によりタイムスリップ。
政治抗争や他国との戦争に巻き込まれる中で、やがて戦いの女神(イシュタル)として崇拝されるようになり、ユーリ・イシュタルとしてヒッタイトの皇妃(タワナアンナ)となるまでを描いた古代史ロマン。実在の人物・国家も数多く登場し、モデルとして作中の創作エピソードにも影響を与えている。
《ストーリー》
第一志望の高校に合格したばかりの中学生―鈴木 夕梨(ユーリ)は、ボーイフレンド―氷室 聡との仲もいい雰囲気となり、暖かい家族に囲まれ、幸せな毎日を送っていた。
そんな矢先、楽しいデートの最中に突然現れた両手によって、水溜りの中に引き込まれる。両手から逃れて水中から顔を出したユーリが目にしたのは、紀元前14世紀のヒッタイト帝国の首都ハットゥサだった。
ユーリを召喚したのは、国内で絶大な権力を持つ皇妃―ナキアだった。
訳も分からぬままナキアの私兵から逃げ惑うユーリを、自分の側室と偽って助けたのは、その血筋・有能さから皇位継承の最有力候補として、ナキアに最も邪険にされていた第3皇子―カイルだった。自身の息子である第6皇子―ジュダに皇位を継がせたいナキアが、邪魔な兄皇子達を呪い殺す生贄としてユーリを呼び寄せたことを知ったカイルは、そのままユーリを自らの宮に匿うようになる。
ユーリが日本へ戻るには、3つの条件“高位の神官の魔力”、“暁の明星(イシュタル)の登る“水の季節”に、国内7つの泉が満ちる時”、“ユーリが着て来た服”を揃えなくてはいけない。一刻も早く日本に戻りたい一心から、罠と知りつつもカイルの使用人―ティトを伴ってナキアの宮へ忍び込んだユーリは、服は取り戻したものの、ティトを犠牲にしてしまう。
結局、ようやく日本に還る儀式に臨んだユーリだったが、ティトの仇討ちを誓って、翌年の泉の満ちる“水の季節”まで帰還を見送ってしまう。
身の安全のため、片時も離れずカイルにつき従えるようにと行動するうちに、ユーリはその才覚で大きな戦功を挙げる戦いの女神―“イシュタル”としてヒッタイト国民に広く認知されるようになっていく。それと共にカイルとユーリも互いに強く惹かれ合っていくが、ユーリがやがて帰還することを思うと気持ちを交わすことを躊躇い、ユーリはカイルの即位をイシュタルとして支えるようになる。
数々の困難を乗り越え、やがてヒッタイト“皇帝(タバルナ)”―ムルシリ2世として即位したカイルだったが、ナキアが“元老院(バンクス)”と共に皇帝から独立した権限を持つ“皇妃(タワナアンナ)”であるため、度重なる妨害を受けても容易に反撃が出来ない。
ナキアは腹心の神官―ウルヒを使ってさまざまな謀略でユーリ達を狙い、カイルの異母弟である第4皇子―ザナンザやユーリの忠臣となった女官―ウルスラを毒牙に掛け、国を脅かし続けた。その上、エジプトの名将―ラムセスもユーリを妻にと狙うようになる。
〈後略〉
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エッと、これは実に座右の書に等しいほど、好きな作品でありながら、今まで話題にした事が無いという、いわゆる「どこから話題にしていいのか途方に暮れるほど好きな作品」の1つで、今ままで封印していたモノの1つです。
何しろ単行本(コミックス)第1巻の発売が、1995年06月ですので当然ですがインターネットなんてまだまだの時代です。当然、単行本発売毎の感想やら評論など書いたとしても、発表する場もなくそういう方法すら、思い付かない時代でした。
結局、最終28巻は2002年08月の発売ですのでブログにまとめるとか、そういう考えが及ばない時代の作品である事が最大の理由です。イヤ、それでも好きならば記事に出来るだろう?とは思いますし、事実そういう作品も幾つか記事にしています。
ただこの作品の場合、まず基本的に現代女性マンガの定番である、「読み切り」スタイルを取っていません。掲載当時のプチ・フラワー誌(小学館)は月刊でありながら、週刊誌的な(女性誌の場合は隔週刊で、週刊誌です。)次号に続く!という連続する、連載作品を好んで掲載していた節があります。
→詳細は拙ブログ記事に。
http://aonow.blog.fc2.com/blog-entry-752.html
サンキュー
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