
『藤島康介著『ああっ女神さまっ』第43巻で遂に完結!です。』
第40巻で「路半ば」と作者がコメントしていたので、後20~30巻は続くのかと思っていましたが、以外と速く50巻まで待たずに48巻で、作品内容的には《見事に目出度く終了!》まァ、この点には異存はありません。
既に「惰性で続いている」とか「同じ事の繰り返し、飽きた!」などの声もあったようですし、特に後半になればなるほど大ゴマの多様化や、アクション・シーンの間延び。そして何より、これは公にはCG作画導入時の混乱が原因とされていますが、作画レベルの混乱も見られました。
それにしても、ここまであからさまな「第9種紫宝級礼装」こと、まごう事なき「ウェディング・ドレス」姿のベルダンディーが表紙を飾る、最終48巻は圧巻でした。
こうなるともう、何も言えません。なお、花婿の森里螢一君も、キチンと裏表紙にタキシードで登場しています。
ほぼ第39巻で、ベルダンディーの姉ウルドの母親、大魔界長ヒルドの「援助要請を受けた」ところから、まず物語は「大魔界長ウルド配下のハガルによって簒奪された権力を取り戻す」、魔界で対決になります。
今さらですが、ウルドの母親はベルダンディーや末の妹スクルドとは異なります。正直言って、この辺で果たして作者がこのまま、最終回に雪崩れ込むつもりだったかどうかは、疑問です。
ただ、このような展開自体は状況設定の違いはあっても、「最近はまるでアクション・ゲームみたいに、バトルバトルで展開と大ゴマを稼いで、結局同じオチの繰り返しじゃないか?新鮮味とか、意外性とかが無い」と言う批判には、耐え得るものではありませんでした。
これが生きて来たのは、単(ひとえ)に第44巻で「ヒルドを助けようとして、ベルダンディーがとんでも無い事をしちゃったの、どうしよう?(知っている方は、劇場版『ルパン3世・カリオストロの城』での、白々しい銭形警部の口調を思い浮かべて下さい)」だからです。
今さら、何だって言うのかと言われればそうかも知れませんが、「女神との契約解除」って出来たんでしたっけ?ともかくこれにより、女神との契約の拘束を解かれた森里螢一(もりさと・けいいち、一応主人公です・・・たぶん)君は、ベルダンディーと「真の契約」を結ぶ事が出来るようになります。
兎にも角にも、《1988年11月~2014年06月まで、何と26年間!全48巻無事完結!!藤島康介先生!おめでとうございます!!》です。
→詳細は拙ブログ記事にて、お許し下さい。
http://aonow.blog.fc2.com/blog-entry-716.html
サンキュー
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