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『花の詩女 ゴティックメード』のリバイバル上映に合...

3.0

投稿 : 2022/12/01 23:25

状態 : いま読んでいる

『花の詩女 ゴティックメード』のリバイバル上映に合わせて読み返してみたが、やはり評価不能。だから★3。もっとも、あえて本音で言わせてもらうと★1(涙)
以下のレビューは「老害の戯言」と取っていただいて構わない。だが、本作品を連載前からリアルタイムで追ってきた人間の中にはこのような考え方をする者がいることだけは覚えておいて欲しい。

本作品は『月刊ニュータイプ』1986年4月号から連載されている息の長いマンガであり、第1巻は1989年3月に劇場版アニメ化済みである。

連載が始まった際の思い出は「ついにエルガイムの真のストーリーが描かれる!」であり、とても嬉しかった。
エルガイムとは、本作品作者の永野護がキャラクターデザインとメカニックデザインを担当した1984年放映のTVアニメ『重戦機エルガイム』のこと。エルガイムとファイブスター物語の関係は公式に否定されているが、個人的にはこの2つは「同じものであって欲しい」という願望があった。つまり放映終了したエルガイムの続編もしくは前日譚や外伝を見たかったという気持ちがあったからだ。そして実際この2つには共通点があったのが希望の裏付けになった。

本作品最初の衝撃は「ファティマ」の登場である。エルガイムMk-IIの額にはファティマのシルエットが映っていたがそれ以上の具体的な姿は一切描かれず、更に設定上も存在しないことにされている。これが映像化されたというだけで当時は興奮モノだった。

またエルガイムではHM(=ヘビーメタル)と呼ばれていた巨大ロボットが、本作品ではMH(=モーターヘッド)と逆さまに変わっていたのもポイントが高かった。
何故なら、エルガイムでの悪の親玉「ポセイダル」、こいつの英語表記(POSSAYDAL)を逆さまに読んだのが本作品の主人公であり諸悪(!)の根源「レディオス・ソープ 」(LADYOS SOPP)であったため、本作品ではエルガイムでの名称を逆さまにするのが暗黙のルールなのだなと思い込んでいたからだ。※英語スペルには諸説あり

さらに連載が進むと、
・ランドブースターを背負ったエルガイム
・打倒ポセイダルを目指すダバ・マイロード
・ヒロインのファンネリア・アム
の「そっくりさん」が出てきて、これはもう「シン・エルガイム」と呼ぶしかない状況になった時点で… あれ?あれだけ人に期待させておいてこの仕打ちはないんじゃない?という展開に…
それでも次回こそは再びエルガイムの話になると思いながら読み続けていたところ、第13巻でちゃぶ台返しのように設定が大きく変わってしまった。

たしかにマンガにおいて一番偉いのは漫画家だ。その漫画家が最初からエルガイムと本作品は別であると言っているにもかかわらず、いつまでもエルガイムの幻想を追い続けている老害は鬱陶しいだけの存在だと思う。とは言うものの、納得できないんだよね…
という訳で、評価不能だ。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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