1 テセウスの船
完結済 巻数 : 10
あらすじ・ストーリー
1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で、児童16人を含む21人が青酸カリで毒殺された。逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。28年後、佐野の息子・田村心は、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、独自に調査を始める。事件現場を訪れた心は、突如発生した濃霧に包まれ、気付くと1989年にタイムスリップしていた。時空を超えて「真実」と対峙する、本格クライムサスペンス、開幕。
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竹内涼真主演でドラマ化された作品。 平成元年、北海道のある村で起きた無差別毒殺事件の犯人として、村の駐在所勤務の警察官「佐野文吾」が逮捕された。 主人公は彼の息子「田村心」。 殺人者の息子ということで家族諸共迫害を受け、世間に背を向けながら生きてきたが、結婚し、子供ができ、ようやく自分の人生を歩み出そうとしていた。 そんな中、妻が出産時に他界する。 佐野文吾の冤罪を信じる妻のノートを見た心は、留置所にいる父に会うべく、生まれた村を訪れるにだが、突如、深い霧に包まれる。 心が目覚めた場所は、事件発生直前の31年前だった。 父は殺人者なのか、犯人は誰だったのか、事件を防ぎ、運命を変えることはできるのか、そして、運命を変えることで未来の家族は幸せになることができるのか、という悩みを抱きながら、奔走するミステリー・サスペンス作品。 展開はスピーディーで、全10巻ですがあっという間に全話読み切ります。 絵もストーリーも安定していて読みやすく、ミステリーものですが説明が冗長でなくて疲れませんでした。 犯人は終盤まで明かされず、未来から来て身分を証明することができない身でありながら、事件を未然に防ぐため精一杯走り回り、それでも起きてしまうというもどかしさ、目に見えない相手と戦う歯がゆさが伝わってくる内容だったと思います。 10巻通して1つの事件の解決のみを題材にしており、キレイに完結しています 。 また、タイトルの意味についても最後で説明がついています。 修復を繰り返した結果、当初の部品が無くなった船は、最初の船と同じ船と言えるのか。 ちなみに大まかな展開、舞台設定は同一ですが、原作マンガとドラマでは結構内容が違います。 ドラマでは犯人が二転三転していましたが、ドラマとマンガでは真犯人も異なり、事態が急転したりはしますが犯人自体に二転三転は無かったです。 マンガのラストは、結構ファンタジーですね。主人公がタイムスリップした時点でファンタジーですが。 私的にはドラマの方が好みですが、マンガはテーマがしっかりしていて、そういう意味でマンガのラストもありだと思いました。 犯人は、もう1人の主人公であり、もう一艘の"テセウスの船"なのかなと。 展開が異なるため、ドラマを視聴済みの人にもおすすめ。マンガ読了済みの方にはドラマ版もおすすめします。
2 プラタナスの実
連載中 巻数 : 7
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2作品
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