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三部けいといえば、カミヤドリを読んで以来なのですが...

4.0

投稿 : 2017/04/09 01:20

状態 : 読み終わった

三部けいといえば、カミヤドリを読んで以来なのですが、ラストも印象に残っておらず、話があちこちに飛んだ挙句打ち切られた作品の印象があります。
作風的にガチガチのファンタジー作品を描く方というイメージでいるので、舞台が現代日本の本作は結構驚きでした。
こういう作品も描けるんだなと。
三部けいの過去作にも見られた、それまでのストーリーをまるごと覆すような急激な場面転換はありますが、本作は最初から最後まで同じ事件の延長線上であり、きちんと風呂敷がたためていたと感じました。

何か悪いことが起きることを防ぐことができなかった場合、その直前へ自動的に何度もタイムリープしてしまう、リバイバルという能力をもった売れない漫画家、藤沼悟が主人公。
その主人公が、リバイバルを繰り返しながら、自分と、自分の周囲の人達を守るために戦うという、ファンタジーの側面を持ったサスペンス・ミステリーものです。
8冊できれいに収まってます。全9巻ですが、最後の一冊は番外編ですね。

余談ですが、駅のシーンとかもろに西船橋駅周辺だとわかる場面があって、知ってる景色が漫画の中に登場するとちょっとうれしくなりますね。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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