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いつも大人しくて、昼休みには小さなお弁当箱を少しづ...

4.0

投稿 : 2020/05/03 09:13

状態 : 読み終わった

いつも大人しくて、昼休みには小さなお弁当箱を少しづつ食べていた印象のあるボブカットの女子高生「百草さん」。
そんな彼女が、単身定食屋に入店し、デカさ故の満足感でイチオシのメニュー"ばくだんからあげ定食"を美味しそうに食べている場に居合わせてしまった「小口くん」。
小口くんの存在に気づいた百草さんは、慌てて家に帰ってしまうのだが、そんな彼女の姿が忘れられない小口くんは、授業中、百草さんがみんなノートを取る音に紛れてプレッツェルをカリカリ食べていることにふと気づく。
実は百草さんは、とても食い意地が張っていて、いつでもどこでも食べ続けていないと気が済まないが、それをひた隠しにして生きてきたのだった。
そんな百草さんと、食べている百草さんが気になって仕方ない小口くんの物語。

ありとあらゆる手で隠し食べる百草さんのテクニックを、小口くんがオーバーリアクションで心の声で突っ込むのがフォーマットとなっています。
基本的には一話完結ですが、数話にわたるストーリーもあります。
ストーリー展開のようなものはなく、話数が進んでも登場キャラクターが増えるだけで、ただ百草さんと小口くんの一風変わった日常を綴ったものとなります。

もぐささんはステルス食いだけではなく大食いも凄いJKで、ドカ食いやながら食いを繰り返すけど、お決まりのようにスタイルはすごくいいです。
水着回や温泉回もあり、そこで垣間見得るもぐささんの柔肌は必見だと思います。
本作は、タイトルの通りもぐささんの魅力で成り立っていて、どんな状況でも食うもぐささんが可愛いことが大事な作品でした。
一方で小口くんはなよなよしていて何か好きになれないです。
別の作品でも感じましたが、この作者は男の主人公がなんか気持ち悪いというか、DMCの根岸宗一が調子に乗ってしまった感じがします。
ただ、本作については、最終話でしっかり思いを伝えていて、やっと主人公然とした感じがしました。
ラストはモヤモヤしていた部分が落ち着いたいい終わり方で、全10巻程度と読みやすく、良作だと思います。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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