1 バンバンドリドリ
連載中 巻数 : 3
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スマホの音ゲー『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』のコミカライズ。 作画担当は、なんとあのニャロメロン先生です。 知る方は知っている通り、ニャロメロン先生に原作ありのゲームのコミカライズなどまともにできるはずもなく、ご期待通り原作ファンには阿鼻叫喚な内容となっています。 キラキラドキドキを期待してページを開くと、戸山香澄は第1話の3コマ目にしてキラキラしたダイヤモンドを発見し、目標達成したので退学するという展開が待っています。 他にも、キラキラスターな香澄は人をなぎ倒して1UPし、増殖した挙げ句に他人に寄生し、りみりんはチョココロネを接種しないと禁断症状から野獣に変身し、おたえはコマ外の異世界へ移動する力を身につけるなどやりたい放題。 沙綾なんて1話目で即効、首の骨をへし折られます。 ゆっくりのようなムカつく表情のポピパメンバーが、非現実的な日々を送るシュールギャグで、原作を知らなくても楽しめます。 むしろ原作ありきで読むと、あまりの違いに鼻血吹いて卒倒します。 バンドリのコミカライズですが、原作は影も形も無いので、本作についてはバンドリというゲームのことは一旦忘れて、"女の子(?)たちのシュールギャグマンガ"と認識すればよいかと思います。 香澄がキラキラドキドキを追い求めていたり、沙綾の実家がパン屋であるだとか、りみりみんがチョココロネ中毒という点など、バンドリメンバーの特徴が残されている部分もあります。 また、ポピパ以外のメンバーも一部登場するため、一応、原作を知っていた方が楽しめるかなと思います。 特に氷川紗夜は作者のお気に入りらしく頻繁に登場しますが、紗夜さん以外のRoseliaメンバーは登場しないので、Roseliaというバンドを知っていたほうが読みやすいかなとは思いました。 一方で、やっぱり紗夜さんもキャラ崩壊しまくって作者のおもちゃになっているので、原作を知っていればその悲惨な姿に爆笑するか、憤怒するか、悲嘆に暮れるかのどれかだと思います。 なお、本作は当初、コロコロアニキに掲載していました。 コロコロアニキは一応青年誌ですが、バンドリやっている層とはターゲットが違うような気がしており、スマホ音ゲーのバンドリをニャロメロン作画でコロコロアニキに掲載するという、ターゲットが全くわからない状態となっていました。 すでにその時点でカオスであり、そのカオスも含め楽しめるものこそが真のバンドリーマーということなのかもしれませんな。