交通事故で死亡した高1男子が、駄女神と一緒に異世界に転生してグダグダな生活をする話。 当然のようにパーティのメンバーは皆美少女ばかりだが、ハーレム展開にはならない。ちなみにメンバーは見た目は良いが全員ポンコツなのもお約束か？ なお、第7巻あたりから作者の画力が上がり、繊細な絵柄になってきている。もしも絵のレベルについてとやかく言うのであれば、第7巻以降まで読んでから判断することをお勧めする。

スピンオフ小説『この素晴らしい世界に爆焔を!』(以降、爆焔と記す)の続編小説をコミカライズしたもので、主人公は紅魔族の少女めぐみんにシフトしている。 ※もちろん、ゆんゆんも出てくるので安心してほしい。 本作品では、めぐみんが盗賊団を結成するという一体どうすればこのような展開になるのか不思議なシナリオだが、今回も『この素晴らしい世界に祝福を!』(以降、本編と記す)とは独立した話になる。 前作爆焔同様、画力が高く、読んでいてとても気持ちが良くなる。本編ではちんちくりんな小娘っぽいめぐみんが、本作品では小柄で可憐な美少女になっているのが素晴らしい。 また無駄にエロい身体をしているダクネスの乳揺れが、残像を伴った演出で描かれておりとても見事だ。

紅魔族の少女めぐみんとゆんゆんを主人公とした『この素晴らしい世界に祝福を!』(以降、本編と記す)のスピンオフ小説をコミカライズしたもの。 本編主人公のカズマと出会う前の紅魔の里でのエピソードが描かれているため、ぶっちゃけ本編を読まなくても話は通じる。しかし、本作品の方が番外編であるにも関わらず、本作品で貼った伏線を本編で回収するような展開もあり、その意味で後でも良いので本編は読んだ方がいい。 本作品の一番の特徴は高い画力であり、女の子達が異様に可愛らしくなっている。正直言って本作品を読むと、めぐみん・ゆんゆんに思い入れが強くなり過ぎて、本編でカズマの毒牙に掛かってしまう(?)彼女たちを見るのが辛く思えるほどだ。 なお、後書きによると、作者の森野カスミ氏はアニメこのすばを見て本編が好きになった人らしい。多くの場合、作品のファンがスピンオフを書くと楽屋落ちのような内容になりがちだが、本作品は本編を超える完成度があり、独立した作品としても読み応えがある！ この素晴らしいスピンオフに祝福を与えたいくらいに良い作品だ。

『この素晴らしい世界に祝福を!』の暁なつめ氏原作ラノベのコミカライズで、第5巻目までが2021年4月にテレビアニメ化済み。ちなみにアニメ版のキャラデザはラノベ版イラストのカカオ・ランタン氏のものに準拠しているが、本作品は作画担当の鬼麻正明氏のアレンジが加わったものになっており雰囲気が異なっている。※個人的には本コミックの方が万人受けしそうな絵柄で好きだ 世界征服を企む悪の秘密結社が、地球征服の目処が立ってきたのでそろそろ次のターゲットを探すことになったのが発端。主人公である下っ端の戦闘員とそのアシスタントの美少女型アンドロイドが尖兵として送り込まれた先は地球外惑星…って最初から無茶振りすぎ。 片道通行の転送装置で送り込まれた彼らは、安全な拠点を確保して帰還用の転送装置を設置するとともに、原住民の戦力や現地資源を調査するはずだったが、そこは魔獣が闊歩し人間と魔族が戦争中というファンタジー世界。なりゆきで人間側に付いて魔族と戦う羽目になったが、そもそもは悪の秘密結社だっため正義の味方とは呼べない姑息な手を使う展開となる。 あらすじだけ見ると善悪入り混じった複雑な内容に思えるが、実際は『このすば』同様にポンコツなメンバーによるグダグダなシナリオだ。 また本作品はコミカライズの際に色々と端折っている部分が多いようで、時々話の流れが不自然なところがある。もう少し丁寧にストーリーを考えてほしい。

『この素晴らしい世界に祝福を!』(以降、本編と記す)のスピンオフ。 本編を読んでいないと理解出来ない話が多く、如何にもファンの為に作りましたという内輪受け漫画。特にひどいのは、起承転…と話を進めておいて、最後の結は本編でお楽しみくださいみたいな投げっ放しな展開。 それ以上に画力がイマイチなところが残念だ。