1 有害超獣
連載中 巻数 : 1
あらすじ・ストーリー
日常を脅かす“奴ら”を、我々【区役所】は「有害超獣」と名付けた――。
数日間、霧が晴れずにいた。その日の午後、霧が一段と深くなった時だった。“それ”は突如、山があったはずの部分から起き上がってきた。もはや山の面影すらなく5つの頭部を持つ巨大な獣がそこにいた……。太平洋上に存在する吉備津島。“それ”の出現を機に、次々と発生するようになった“奴ら”――超獣を制するため、人々は遂に立ち上がる。彼らの組織は【区役所】と呼ばれ、対超獣の最前線として日々戦い続けていた。全ては、人の営みを守るために。超獣たちに、支配されないために。
イラストレーターのToy(e)による、日常のなかで突如現れるクリーチャーの姿を描いたTwitterの人気シリーズがまさかのコミカライズ!
(Amazonより引用)
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岡山在住のイラストレーターToy(e)が刊行したイラスト集にストーリーを付けてコミカライズした作品。 本土から500海里(=東京から小笠原諸島の距離と同じ)離れた吉備津島(架空の島)。そこに突如発生した超獣(=超自然的な鳥獣のこと。ウルトラマンAでのソレとは違う)と、これに立ち向かう組織(通称:区役所)の戦いを描いたもの。ちなみに吉備津島は高層ビルもたくさん建っている大都会で、一般的な孤島とは雰囲気が違う。 通常の銃器では歯が立たない超獣に対して、唯一の対抗兵器となるのが超獣因子を体内に組み込んだ「魔女」という少女達。彼女らの心には超獣としての精神が残っており、万が一暴走すると超獣に変わってしまうリスクを抱えて日常を送っている。 主人公は彼女らのカウンセリングを行うために呼ばれた心理学者(男)。人道的な彼はメンタルケアだけでなく、兵器とみなされている彼女らを人間として扱ってもらえるように組織の改善に挑む…というのが冒頭部分。 戦いに巻き込まれた主人公、巨大な怪獣 VS 選ばれた人間、メンヘラ少女、暴走するリスク…色々と気になる設定が山盛りになっており人気が出る要素は揃っている。『怪獣8号』と比べるとコメディ部分がなくシリアスな内容となっているが、今後その違いがどのようになっていくか楽しみだ。